「ピンクとグレー」原作を経て映画へ。(1)

2016年1月9日(土)

映画「ピンクとグレー」公開おめでとうございます。

yut81o.hatenablog.com

 

加藤シゲアキさんの処女小説「ピンクとグレー」の映画化が発表されてから

約1年が経ちました。あの日、本当にびっくりした心境を今でも忘れられません。この1年、長かったしあっという間でもあった。この作品は撮影期間わずか3週間。

 

早速公開初日の昨日、映画を観させていただきました。

以下、ネタバレ含みますので自己判断でお進みください。

 

<配役>

これ、本当に混乱しました。

 

当初の報道↓

natalie.mu

>主演:中島裕翔/河田大貴 役

でした。

しかし、蓋を開けてみたら・・・↓

www.cinematoday.jp

主演:中島裕翔/白木蓮吾

 

一体どういう意味?と思いました。

これは、原作を読んで納得しました。この作品は、配役をはっきりさせると魅力半減なものなのだと。

 

<白木蓮吾がとにかくかっこいい映画>

原作や映画を観た人なら理解できると思いますが、映画でいう前半は劇中劇なんですよね。上に書いたように、配役の部分が始めはわかりにくいですが、主演の中島裕翔は、実はずっと”河田大貴”。映画の前半は、河田大貴が演じた”白木蓮吾”であること。

物語は河田目線でしか作られていないから、結局のところ白木がどんな人物だったのかどうかは、白木目線ではわからない。だから、中島裕翔は、まず河田大貴であることを前提として、「河鳥大」であり「鈴木真吾」であり「白木蓮吾」でもある。前半の中の後半は白木蓮吾として見ていたけど、とにかくビジュアルがかっこいい。(断言) なんの紛れもなくかっこいいです。 歌唱シーン(これは鈴木真吾もですが) 喫煙シーン 広告写真 ダンスシーン すべてがかっこいい。この映画、中島裕翔のプロモーション映画だなと思ったんですよね。 (最終的には、河田大貴以外のなにものにもなれない ということは、この映画でいいたいことのひとつかなと思いました。)

 

<キャラクター>

原作/オリジナルが半分ずつぐらいの構成になっているとは聞いていたのですが、原作から私が解釈した「ピンクとグレー」とは違って、そこそこ複雑な想いでいます。

 

映画を観た感想として、

成瀬と三神がヒドイ。(笑) オリジナル脚本である(大まかに)後半は芸能界の裏側を描いているパートだとはわかっているんですが、この二人のキャラクター設定みたいなものが芸能界の裏を超えて、もはやクスリやってる人にしか見えなかったんだけど私だけかな・・・ うぅ、ここまでヒドイ人、そうそういないよね?そう思いたいです。

なので、例のシーンや例のシーンも、美しいものであればよかった(?)んですが、あまりにゲスいシーンで、それがなんだか自分のなかで、違う…これ見たくない…と思ってしまったのが初見の感想です。せめてR15じゃない?と思いました… で、女性がかわいそうなんだよなぁ… ごっち姉 サリー 三神 ごっちママ →ごっち姉は、この話のボスだと思ってるので百歩譲ってあれなんですけど。まず第一にサリーのかわいそうっぷりは見ていられない。りばちゃんとサリーがくっつくと、なんだか違ってきてしまうんだよなぁ…でもこれは原作と違うことを前提としてるからこの流れも仕方ない。サリーはもっと芯が強くて、それこそごっちにとっては自分の姉のような強さにや眩さに惹かれたと思っていたので。。中島裕翔と菅田将暉それぞれに夏帆ちゃんとのそういうシーンを入れたかったのだろうなと(^^; それにしてもごっちママが不憫でしかたがない。キャラクターとしては、原作とのズレがそこまでなかったのかなと思います。 <全体を通して> 中島裕翔がかっこいい。(結局) 菅田将暉とか夏帆ちゃんの振り幅 あのシーン必要だったかな? 一回じゃ難しい パンフレットありき。マスト。だいぶ救われました。 62分後のあとは、こういう風になったのね。 うまくまとまりませんでした… と思ったらもう今から二回目を見てきます。 なにかまた捉え方が変わるかな。